タイヤのひび割れはどこまで大丈夫? 車検の基準と交換目安を福井の専門店が解説

洗車のときやタイヤの空気を入れるときに、タイヤの側面に細かいひびが入っているのに気づいて、「このまま乗っても大丈夫?」「車検に通るの?」と心配になったことはありませんか。
この記事では、福井市の持ち込みタイヤ交換専門店 カーケアマックスが、タイヤのひび割れがどこまでなら使えるのか、車検での扱い、交換の目安や防ぎ方まで、わかりやすく解説します。
目次
- 1. タイヤのひび割れは「内部まで届く深さ」になったら交換
- 2. ひび割れのあるタイヤは車検に通る?
- 2-1. ひび割れには数字の基準がない
- 2-2. コードやワイヤーが見えていると不合格
- 2-3. 車検に通っても安全とは限らない
- 3. ひび割れたタイヤを使い続けるとどうなる?
- 3-1. 止まりにくく、曲がりにくくなる
- 3-2. 空気が少しずつ抜ける
- 3-3. 走行中の破裂(バースト)
- 4. タイヤにひび割れができる原因
- 4-1. 年数による劣化(紫外線・オゾン)
- 4-2. 空気圧の不足
- 4-3. あまり走らない・長く止めたまま
- 4-4. 油性のタイヤワックスや洗剤
- 4-5. 重い荷物や縁石への接触
- 5. タイヤのひび割れのチェック方法
- 5-1. 側面と溝の底をよく見る
- 5-2. ひびの深さと長さを見る
- 5-3. 製造年を確認する
- 5-4. 4本とも、スペアタイヤも確認
- 5-5. こぶや傷もいっしょに確認
- 6. ひび割れたタイヤは修理できない 交換の目安
- 7. タイヤのひび割れを防ぐ・遅らせる方法
- 7-1. 空気圧を月に1回チェックする
- 7-2. タイヤワックスは水性を選ぶ・洗いすぎない
- 7-3. 直射日光や雨を避ける
- 7-4. 外したタイヤは日の当たらない場所で保管する
- 7-5. ときどき車を動かす
- 8. ひび割れたタイヤを交換するなら持ち込みもおすすめ
- 9. タイヤのひび割れについてよくある質問
- 9-1. 細かいひびがあるタイヤで高速道路を走っても大丈夫ですか?
- 9-2. ひび割れは補修剤などで直せますか?
- 9-3. 溝がたくさん残っていても交換が必要ですか?
- 9-4. 1本だけひび割れがひどい場合、1本だけ交換できますか?
- 10. まとめ
タイヤのひび割れは「内部まで届く深さ」になったら交換
結論からお伝えすると、タイヤのひび割れは、表面だけの浅いものならすぐに交換しなくても大丈夫です。ただし、ひびが深くなってタイヤ内部の骨組み(カーカスやコード)に届いている場合は、溝が残っていてもすぐに交換が必要です。
ひび割れの程度は、一般に5段階に分けて考えられています。
| 段階 | ひび割れの状態 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| レベル1〜2 | 表面に細かいしわ・ひびがある程度 | 使い続けてよい。定期的に様子を見る |
| レベル3〜4 | ひびがはっきり見え、深さもある(1mm程度) | 使えるが要注意。早めの交換を検討 |
| レベル5 | ひびが内部の骨組みまで届いている | すぐに交換。破裂のおそれがある |
ひびの深さや広がり方は見た目だけでは判断しにくいこともあります。レベル3以上に見えるときは、一度専門店で見てもらうと安心です。
ひび割れのあるタイヤは車検に通る?
ひび割れには数字の基準がない
タイヤの溝については、1.6mm以上の深さが必要という基準があります。一方、ひび割れについては「何mmまで」といった数字の基準は決められていません。そのため、車検に通るかどうかは、ひび割れの程度を見た検査員の判断になります。
表面だけの浅いひびなら、車検に通ることがほとんどです。
コードやワイヤーが見えていると不合格
ひびが深く進んで、タイヤの骨組みであるカーカスやワイヤーが見えている状態は、走るうえで危険と判断され、車検に通りません。ゴムが割れているように見えるほどの大きなひびも、不合格になる可能性が高いと考えてください。
車検に通っても安全とは限らない
車検に通ったからといって、そのタイヤが安全というわけではありません。ひびが多いタイヤは、ゴムが硬くなってしなやかさを失っているため、カーブやブレーキでのグリップが落ちています。
特に高速道路では、タイヤが熱を持って中の空気圧が上がるため、ひび割れを起点に突然破裂する「バースト」が起こることがあります。遠出の前には、空気圧と一緒にひび割れも確認しておきましょう。

ひび割れたタイヤを使い続けるとどうなる?
「まだ走れるから」と深いひび割れを放っておくと、次のようなことが起こる場合があります。
止まりにくく、曲がりにくくなる
ひび割れが多いタイヤは、ゴムが硬くなって路面をしっかりつかめなくなっています。ブレーキを踏んでから止まるまでの距離が伸びたり、カーブで外側にふくらみやすくなったりします。雨で濡れた道や、冬の冷えた路面では特に影響が出やすくなります。
空気が少しずつ抜ける
ひびが深くなってタイヤ内部の骨組みまで届くと、そこから空気が少しずつ抜けていくことがあります。空気圧が足りないまま走るとタイヤの側面がさらに大きくたわみ、ひびが広がる悪循環になります。空気を入れてもすぐに減るときは、早めに点検を受けましょう。
走行中の破裂(バースト)
いちばん怖いのが、走行中にタイヤが突然破裂するバーストです。高速道路など速度が出ている場面で起こると、車のコントロールを失い、大きな事故につながるおそれがあります。ひび割れが深いタイヤは「車検に通るかどうか」ではなく、「安全に走れるかどうか」で判断してください。
タイヤにひび割れができる原因
年数による劣化(紫外線・オゾン)
いちばん大きな原因は、年数によるゴムの劣化です。タイヤのゴムは、紫外線や空気中のオゾンにさらされることで少しずつ硬くなり、ひびが入りやすくなります。屋外の日当たりのよい場所に止めている車は、劣化が早く進む傾向があります。
空気圧の不足
空気圧が足りないまま走ると、タイヤの側面が大きくたわみ、曲がる部分に負担がかかります。特に側面(サイドウォール)はゴムが薄く、よく曲がる部分なので、ひびが出やすい場所です。
あまり走らない・長く止めたまま
タイヤのゴムには、劣化を防ぐ薬剤が練り込まれています。この薬剤は、走ったときにタイヤが曲がったり伸びたりすることで表面に出てきて、ゴムを守る仕組みです。そのため、長く止めたままの車は表面が守られにくく、意外にもひびが出やすくなります。同じ場所に重さがかかり続けることも負担になります。
油性のタイヤワックスや洗剤
タイヤをつやつやに見せる油性のタイヤワックスは、成分によってはゴムを傷めることがあります。強い洗剤を使ってゴシゴシ洗いすぎるのも、表面を守る成分を落としてしまう原因になります。
重い荷物や縁石への接触
重い荷物をいつも積んでいるとタイヤに大きな負担がかかります。縁石にこすったときの傷から、ひびが広がることもあります。
タイヤのひび割れのチェック方法
側面と溝の底をよく見る
ひび割れが出やすいのは、タイヤの側面(サイドウォール)と、溝の底です。明るいところで、タイヤをぐるっと一周見てみましょう。車を少し動かすと、地面に隠れていた部分も確認できます。
ひびの深さと長さを見る
しわのような細かいひびか、はっきりとした溝のようなひびかで判断が変わります。ひびが長くつながっている、幅が広い、ひびの奥に糸のようなものが見える、といった場合は危険なサインです。
製造年を確認する
タイヤの側面には、製造年と週を表す4けたの数字が刻まれています。前の2けたが週、後ろの2けたが西暦の下2けたで、たとえば「2814」なら2014年の第28週製造です。ひびが気になるタイヤは、何年前のものかもあわせて確認してください。
4本とも、スペアタイヤも確認
同じ時期に付けたタイヤでも、止める場所の日当たりや荷物の重さによって、ひびの出方が違うことがあります。1本だけ見て安心せず、4本とも確認しましょう。トランクのスペアタイヤや、物置にしまってある冬タイヤ・夏タイヤも、使う前に一度見ておくと安心です。
こぶや傷もいっしょに確認
側面がぷくっとふくらんだ「こぶ(ピンチカット)」や、くぎなどの異物が刺さっていないかも、あわせて見ておきましょう。こぶは内部の骨組みが切れている状態なので、ひび割れと同じくすぐに交換が必要です。
ひび割れたタイヤは修理できない 交換の目安
ひび割れは、ゴムそのものが劣化して起こるものなので、修理で元に戻すことはできません。深いひびが入ったタイヤは、交換するしかありません。
ひび割れのほかにも、次のような点を目安にタイヤの交換を考えましょう。
- 使用開始から5年たったら、販売店などで点検を受ける
- 製造から10年たったタイヤは、見た目に問題がなくても交換する
- 残り溝が4mmに近づいたら交換を検討し、1.6mm(スリップサイン)で使用不可
年数の目安は、日本自動車タイヤ協会(JATMA)がすすめているもので、品質を保証する期間ではありません。溝や年数での見方はタイヤ交換の時期の記事でくわしく紹介しています。
冬用のスタッドレスタイヤは、柔らかいゴムで氷や雪をつかむタイヤなので、年数がたってゴムが硬くなると性能が大きく落ちます。冬の間しか使わないぶん、溝が減るより先にゴムの劣化で寿命が来ることも少なくありません。毎年冬の前には、溝だけでなくひび割れも確認しておきましょう。

タイヤのひび割れを防ぐ・遅らせる方法
ひび割れを完全に防ぐことはできませんが、日ごろの使い方で進み方を遅らせることはできます。
空気圧を月に1回チェックする
空気圧は、何もしなくても自然に少しずつ抜けていきます。月に1回を目安に、車の指定の空気圧になっているかを確認しましょう。指定の空気圧は、運転席のドアを開けたところなどに貼られたラベルで確認できます。空気圧について詳しくはタイヤの空気圧の記事もご覧ください。
タイヤワックスは水性を選ぶ・洗いすぎない
タイヤのつや出しを使うなら、ゴムを傷めにくい水性のものを選びましょう。洗車のときは、強い洗剤をタイヤに残さないよう、しっかり水で流すことも大切です。
直射日光や雨を避ける
屋外に止めている場合は、カーポートの下に止める、ボディカバーを使うなど、日光や雨が当たりにくくするだけでも劣化の進み方が変わります。
外したタイヤは日の当たらない場所で保管する
福井では、冬はスタッドレス、春から秋は夏タイヤと、1年のうち半分は外したタイヤを保管することになります。外したタイヤは、泥や融雪剤を洗い流してよく乾かし、直射日光や雨の当たらない、風通しのよい場所に置いておきましょう。
ときどき車を動かす
長く乗らない車は、タイヤの表面が守られにくく、同じ場所に重さがかかり続けます。乗る機会が少ない車も、ときどき動かすようにしましょう。
ひび割れたタイヤを交換するなら持ち込みもおすすめ
ひび割れでタイヤを交換するなら、タイヤをネットで買って取り付けだけを頼む「持ち込み交換」にすると、費用を抑えやすくなります。当店は持ち込みタイヤ交換の専門店で、ネットで買ったタイヤを店に直送していただけます。
料金は明瞭価格で、たとえばタイヤのみお持ち込みの組み換えセット(組み換え・ホイールバランス・廃タイヤ処理込み)は、15・16インチの4本で13,200円(税込)です。サイズごとの料金は料金ページ、ご予約から作業完了までは交換の流れでご確認いただけます。
「このひびは交換したほうがいい?」と迷ったときや、どのタイヤを選べばよいかわからないときも、お気軽にご相談ください。タイヤ選びのご相談は無料です。
タイヤのひび割れについてよくある質問
細かいひびがあるタイヤで高速道路を走っても大丈夫ですか?
表面だけの浅いひびなら、すぐに走れなくなるわけではありません。ただ、高速道路ではタイヤに大きな負担がかかるので、出かける前に空気圧を確認し、ひびが深いものや長くつながっているものがあれば、交換してから走るのが安心です。
ひび割れは補修剤などで直せますか?
ひび割れはゴムそのものの劣化なので、修理で元の強さに戻すことはできません。深いひびがある場合は交換をおすすめします。
溝がたくさん残っていても交換が必要ですか?
ひびが内部まで届いている場合や、側面にこぶがある場合は、溝が残っていても交換が必要です。浅いひびなら、年数や溝の残りとあわせて交換時期を考えます。
1本だけひび割れがひどい場合、1本だけ交換できますか?
1本からの交換もできます。ただ、ひび割れは年数による劣化が原因のことが多く、同じ時期に付けたほかのタイヤも傷んでいることがあります。4本の状態を見て判断しましょう。
まとめ
タイヤのひび割れは、表面だけの浅いものなら様子を見ながら使えますが、内部の骨組みに届くほど深いものは、溝が残っていてもすぐに交換が必要です。
- ひび割れは5段階が目安。レベル3〜4は早めの交換を検討、レベル5はすぐ交換
- 車検にはひび割れの数字の基準がなく、コードやワイヤーが見えていれば不合格
- ひび割れは修理できない。使用5年で点検、製造10年で交換が目安
- 空気圧のチェック、水性ワックス、日光を避けた保管で進み方を遅らせられる
ひび割れたタイヤの交換は、福井の持ち込みタイヤ交換専門店 カーケアマックスにご相談ください。ネットで買ったタイヤの直送にも対応しています。
